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言いたい放題


by pussochkram85

ただの言葉たち

ふと、言葉が出てきたので、書いておく。
なんか、グロい?
いえ、別にそんな大きな意味なんて、ないですよ。

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無神経に掻き回して。
無造作に引き抜いて。
触れる事もままならず
針で貫かれた後のような、鋭くて短い息が零れる。
隠れるように逃げ出した後に、血痕。
滴る、滴る、滴る。

震えながら引き摺り出した、何か、別のもの。
水滴に混じって嗚咽が漏れる。ぼたり。ぼたり。
これが何処から産み出されたのか。
自己意識と現実世界の帳は、定期的にやってくる鈍痛と、
浮遊感で遮られる。耳の奥で、チリチリと音がする。
切り取られた世界は、私とシャワーと、この物体。
これが何処からやってきたのか。
瞳孔が開く、その先に見えるものが、真っ暗闇。
美しく香る、黒。つややかな、暗闇。
眩暈がした。

これが、全員が通過する無作為に行われる儀式であるというのなら、
神聖化されたその行為の意図は何なのだろう。どこにその美しさと、
甘美な時間が存在するのだろう。
それすらも、愚問だ。
黄色い胃液を垂れ流しながら、嗚咽。

呪いの言葉は、暗闇の深淵に癒しをもたらす事がない。
受け入れる事を、痛みを、激しい痛みを、それでも、受容する事を。
口を塞いだ、手のぬくもり。
燦燦と降り注ぐ太陽。
咲き乱れる花。
破壊されていく体内。
それが私の等価だと、鏡の私がせせら笑う。
by pussochkram85 | 2009-11-14 05:15 | 詩とか、考えた事